こんにちは、皆さん!今日は、古代エジプトのスフィンクスについてお話ししたいと思います。
スフィンクスとは、ライオンの体に人間の頭を持つ神秘的な像のことです。
エジプトでは、紀元前2500年頃に建造されたとされる最古のスフィンクスがギザの大ピラミッドの近くにあります。
このスフィンクスは、高さ20メートル、長さ73メートルもあり、世界最大の石造像です。
このスフィンクスは、誰が作ったのか、どんな意味があるのか、なぜ鼻が欠けているのかなど、謎が多く残っています。
今回は、その中でも特に面白いと思う3つの謎についてご紹介します。
1.スフィンクスは誰の顔をしているのか?
スフィンクスの顔は、古代エジプト第4王朝のファラオ、カフラー王に似ていると言われています。
カフラー王は、ギザの第二ピラミッドを建てた人物で、スフィンクスはそのピラミッドを守る番犬として作られたという説があります。
しかし、カフラー王以外にも、その父親であるクフ王やその祖父であるスネフェル王など、他のファラオ候補も挙げられています。
また、スフィンクスは元々は別の動物や神々の像だったが、後に人間の顔に作り変えられた可能性もあります。
つまり、スフィンクスの顔は、一人の人物ではなく、複数の人物や神々の特徴を合わせたものかもしれません。
2.スフィンクスは何を守っているのか?
スフィンクスは、ピラミッドだけでなく、地下に隠された秘密の部屋や通路を守っているという説があります。
実際に、1970年代に行われた探査では、スフィンクスの背中や足元に空洞や通路が存在することが確認されました。
しかし、これらが何を隠しているのかは未だに分かっていません。
一説によると、これらは古代エジプト文明の起源や知識を記録した図書館や宝物庫であると言われています。
もしそうならば、スフィンクスは人類史上最大の謎を解く鍵を握っていることになります。
3.スフィンクスの鼻はどうして欠けたのか?
スフィンクスの鼻は、何百年も前から欠けていることが知られていますが、その原因は様々な説があります。
一つは、ナポレオン・ボナパルトが1798年にエジプト遠征を行った際に、砲撃で鼻を吹き飛ばしたという説です。
しかし、この説は事実ではありません。
実際には、ナポレオンよりも前にエジプトを訪れた旅行者や画家が描いた絵には、すでに鼻が欠けているスフィンクスが描かれています。
では、誰が鼻を壊したのでしょうか?その答えは、おそらくムスリムの宗教指導者であるサイード・アル=ダルという人物です。
彼は、1380年頃にスフィンクスを偶像崇拝の象徴として破壊しようとし、鼻や耳を砕いたという記録があります。
しかし、彼の行為はエジプトの人々に反発され、彼は処刑されたと言われています。
まとめ
以上、古代エジプトのスフィンクスについての3つの謎をご紹介しました。
スフィンクスは、今でも多くの人々を魅了する不思議な像です。
もしかしたら、あなたもスフィンクスの謎に挑戦してみたくなったかもしれませんね。
それでは、また次回!ヤマトでした。